2017-11-03 04:00
政治
ロヒンギャの人々に対する虐殺の実態

ロヒンギャの人々に対する虐殺
ロヒンギャの人々に対して行われている虐殺について、2017年10月27日、国境なき医師団(MSF)は、診療所の患者の証言をホームページで公表した。ミャンマーからバングラデシュへ逃れたロヒンギャは、60万人以上と見られている。
政府軍の兵士は大勢で村を襲撃、ロヒンギャの人々を武器で脅して、村の男性の大量虐殺を行っている。
「政府軍の目的は、(武装組織)アル・ヤキンのメンバーがいないことの確認。逃げないで、協力すれば、危害は加えられない」という村長の言葉を信じた結果、兵士に背中を何度も刺された人や、銃殺された人もいる。
政府軍による残虐行為
女性に対する残虐行為も酷く、ナタで股や喉を刺された女性もいる。生後28日の赤ん坊が重いもので頭を殴られ、頭蓋骨が割れて脳がはみ出たという証言もある。ロヒンギャの人々が住む村では、政府軍による放火も行われており、重度のやけどを負った子供や、火によって亡くなった子供もいる。
貧困で治療ができない
診療所にいる男性の患者(61歳)は、背中と喉に大きなこぶがあるが、お金がない為、ミャンマーの病院で治療を受けることができなかった。歩けないので働くこともできず、ビニールシートや竹も手に入らないので、家も建てることができない状態だ。
(画像は国境なき医師団のホームページより)
外部リンク
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/
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