• TOP
  • >
  • 社会
  • >
  • 国連、ミャンマーの新しい暫定救済コーディネーターを任命
2017-11-03 12:00

社会

国連、ミャンマーの新しい暫定救済コーディネーターを任命

国連
11年以上の経験を持つノルウェー人
国連(United Nations)は10月31日、ミャンマーの新たな暫定救済コーディネーターとして、ノルウェー人のクヌート・オズビィ(Knut Ostby)氏を任命。任務は11月1日より開始されている。

オズビィ氏は11年以上にわたり、アフガニスタンや東ティモールを含む17カ国で、国連のコーディネーターを務めているという。

今後オズビィ氏は、ミャンマー・ラカイン州北部で発生している「ロヒンギャ危機」を同国政府が処理する際に、人道的な役割を担うことになる。

これまでの経緯
ミャンマーでは8月25日にラカイン州で反政府勢力の民族武装集団が警察署を襲撃して以来、治安部隊によるロヒンギャへの「民族浄化」が行われ、60万人ものロヒンギャが国境を越えてバングラディシュへ逃避している。

国連調査官はロヒンギャへの聞き取りで、治安部隊による殺害、尋問、強姦、放火などに「一貫性のある組織的なパターン」があることを指摘。危機の初期段階で「民族浄化」と判断し、ミャンマーへ軍事作戦の中止を要請した。

一方、ミャンマー側は、テロリスト根絶のための軍事作戦だと主張している。

しかし、国連をはじめ、国際人権団体やメディアが同地域へ入ることは許されておらず、未だ真相は藪の中である。

(画像はVOAより)


外部リンク

UN Names New Myanmar Resident Coordinator
https://www.voanews.com/

UN names new coordinator for Myanmar
http://www.mizzima.com/

U.N. picks Norwegian for Myanmar role as tensions simmer over Rohingya crisis
http://www.reuters.com/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook