ミャンマーニュース

30日未明、ミャンマー北部のカチン州において、翡翠鉱山の地滑りが発生、30人以上が地滑りに巻き込まれた。捜索隊は、20人以上の行方不明者を捜索したところ、30日朝に5人が遺体で発見され、同日中に4人が遺体で発見、地滑りにより少なくとも9人が死亡した。
ミャンマー北部に位置するカチン高原は、世界的な翡翠の産出地であり、同地の翡翠産出量は世界の90％以上を占める。翡翠は、カチン高原以外には、グアテマラや米・カリフォルニア州、日本では新潟県糸魚川市で産出されるが、採算がとれる産出地はミャンマーのカチン高原に限られる。

また、翡翠は古くから「魔除けの石」と伝えられていることや、希少価値が高いことなどから、ミャンマーの重要な輸出品目となっており、昨年の輸出額は10億米ドル（約1200億円）を超えた。

しかし、重要な翡翠の産地でありながら、カチン高原では翡翠鉱山の地滑り事故が相次いでいる。今年1月には、大雨による地滑りで4人が死亡する事故が発生している。

外部リンク

mizzima
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