2014-12-25 11:00
社会
難民キャンプ出身の青年がアメリカの警察学校を卒業

紛争が続くカレン州で育ち、ミネソタへ移住
カレン州の難民キャンプ出身の青年が、アメリカの警察学校を卒業した。Saw Lar Htooさんはミャンマーで生まれ、3歳で家族とともにタイと国境を接するカレン州に移住。以降15年間難民キャンプで暮らした。
2009年、Htooさんが18歳の時、家族はアメリカ・ミネソタ州セントポールに移住。現地のカレン州コミュニティの支援を受けながら2年後に地元の高校を卒業、テクニカルカレッジで法律も学んだ。
次第に警察官への興味が強くなり、セントポール・ポリス・アカデミーに入学。12月18日に卒業を果たした。この後は16週間のフィールドトレーニングを受けるという。
カレン州コミュニティの支援で脳力を発揮
ミネソタ州には約8,500人のカレン州出身者が暮らしている。迫害を受け続けたカレン州の人々にとって、Htooさんの事例は非常に喜ばしいできごととして報道されている。長く厳しい道のりを経て警察官になったHtooさんについて、カレン州コミュニティのエグゼクティブディレクターは、
カレン州出身者の脳力を向上させるため、私たちは多くの方法を模索した。Htooさんの事例は画期的な成果である。彼は優秀で、法令について臆することなく語る力もある。今後、同じ道を目指す人がいれば、彼がナビゲートできるだろう。(Star Tribuneより)
と語っている。
(画像:DVBより)
外部リンク
DVB
https://www.dvb.no/
Star Tribune
http://www.startribune.com/
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