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2014-12-24 15:00

社会

ヤンゴン「仏の侮辱」裁判:男性が無罪を主張

仏の侮辱
「仏の侮辱」で3人拘束
ヤンゴンのバーでゼネラルマネージャーをしているニュージーランド人フィリップ・ブラックウッド(Philip Blackwood)氏とミャンマー人のバーオーナーTun Thurein氏、およびミャンマー人マネージャーHtut Ko Ko Lwin氏は、仏を侮辱した罪で12月中旬に拘束された。

この3人はバーの宣伝のために、ヘッドホンをつけたピンク色の仏像を描いたオンライン広告を掲載。国の宗教部門から正式な訴えを受け、ミャンマーの法律に違反すると判断した警察がバーを閉じ、拘束したとみられる。

広告はすでに削除され、謝罪文が掲載されている。

男性らは無罪を主張
12月18日、フィリップ・ブラックウッド氏は自身の初法定で無罪を主張。広告はいかなる宗教団体や個人に向けられたものではないとしている。

しかしミャンマーでは、どんな宗教に対しても侮辱や破壊、損傷をすることは許されず、最大2年の懲役を受ける可能性もあるようだ。

また、フィリップ・ブラックウッド氏の弁護士Mya Thwe氏は閉廷された後、「男性らはどんな有罪判決をも上告する権利がないだろう」と述べている。

「仏の侮辱」裁判は国民の90%が仏教徒であるミャンマーでは非常にデリケートな問題。そのため18日の初法定には警察官約30人が警護にあたり、法廷には国家主義団体の僧侶15人の他、20人以上の信徒弟子たちが来ていた。

次回の開廷は12月26日で、弁護側の証人が出廷する予定である。今後、裁判がどのように進行していくのか注目したいところだ。

(画像はBBC NEWSより)


外部リンク

Myanmar 'Buddha insult' trial: Men plead not guilty
http://www.bbc.com/news/world-asia-30527443

New Zealander bar manager Philip Blackwood faces Myanmar court over Buddha insult
http://www.abc.net.au/news/nz-bar-manager

Myanmar tries NZ man on charge of insulting Buddha
http://lancasteronline.com/news/world/myanmar
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