ミャンマーニュース

JICAは民主化を目指すミャンマー、エジプト、コートジボワール、チャド、パレスチナ、モルディブの6ヵ国・地域から10人の選挙管理委員会や議会事務局の職員を招き、「議会運営・選挙管理セミナー」を5月26日（月）～6月10日（火）に行った。

（画像はJICAのHP　ニュースより）

今回の研修では日本の選挙運営や国会の仕組みなどを学び、民主的な国家に必要とされる、「国民に開かれた議会」、「民主的な選挙」、「公正なメディアを確立するための知識」を身に付けることを目標とした。

研修員は民主主義や選挙制度、行政の仕組みなどについての講義を受けた後、国会議事堂と政党を訪れ国会の仕組みについてを学んだ。その後、警察庁から日本の警察機構と選挙違反の取り締まり方法などについて学んだ。

その他、民主政治におけるメディアの役割やインターネットによる選挙運動、政治資金規正、市民の啓発などに関する講義も受講した。

講義を受講後、参加した研修員の中には自国との違いに驚いた研修員もいた。ミャンマー議会のティハ・ハン次長は「日本の警察の中立性に感銘を受けた」と語り、他の研修員からは、「すべての仕組みが信頼の上に成り立っている」、「どうして政治家や社会システムを信頼できるのか」という意見があがった。

研修員は6月8日（日）に行われた中野区長選挙の投票準備から開票までの一連の流れを視察した。投票前日には投票所の設営方法などについて中野区選挙管理委員会の職員から説明を受け、選挙当日は住民が投票する様子を見学し、翌日は開票に立ち会った。

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http://www.jica.go.jp/topics/news/2014/20140618_02.html