2014-04-12 10:00
文化
ミャンマーの秘宝、メトロポリタン美術館で世界初公開

「Lost Kingdoms」ミャンマーの古代彫刻を展示
4月14日、ニューヨークのメトロポリタン美術館で、東南アジアの古代彫刻を集めた展覧会「Lost Kingdoms(失われた王国)」がスタートする。(画像:メトロポリタン美術館/展覧会情報より)
東南アジアの仏教およびヒンズー教の古代彫刻がニューヨークで公開される。展示されるのは4世紀から9世紀、ミャンマー、カンボジア、マレーシア地域で作られた彫刻。王国時代の大規模な彫刻展覧会は世界で初めてである。
展示作品はミャンマー、カンボジア、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポールなどの東南アジア諸国と、アメリカ、イギリス、パリの博物館から貸し出されている。そのうち160体の石像、22体のテラコッタ像とブロンズ像はヤンゴンに保管されている作品だ。
国外不出の国宝、5年の準備を経て展示実現
50年間の軍事政権下、彫刻は一切国外に出されることはなく、1920年代にミャンマー国内で展示されただけだった。メトロポリタン美術館は展覧会開催の準備に5年、貸し出しの交渉には2年を費やしたという。
ミャンマーに対し国宝の貸し出しを依頼するとともに、世界との接点を提供するよう要望した。これは彼らの信仰心に働きかける交渉だった。(Naharnetより)
美術館のキュレーターは語っている。
「Lost Kingdoms」は4月14日から7月27日まで開催される。
外部リンク
メトロポリタン美術館
http://www.metmuseum.org/
メトロポリタン美術館/展覧会情報
http://www.metmuseum.org/exhibitions
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