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2013-09-07 19:00

その他

ミャンマーのインターネット 普及率は未だ1%未満

インターネット
携帯電話事情は改善しても………
ミャンマーの通信事情は、先日カタールのOoredooとノルウェーのTelenorがその権利を取得してから、活気づいてきていると考えられてきた。この2社が本格的に活動を開始すれば、特に携帯電話事情は劇的に改善すると見られている。

(この画像はイメージです。renjith krishnan/Freedigitalphotos.net)

一般市民には高すぎるインターネットの設置
一方で、未だに手つかずの状態に近いのが、インターネット事情だ。ミャンマーの平均の月収は80000チャット、約80ドル強という現状にもかかわらず、インターネットの申請料が約500ドル、設置費用が1000ドル以上、月額も700ドル以上とされているからだ。通信速度も0.5Mb/秒程度あれば良い方だとされ、通常では表示に時間がかかったり、しょっちゅう回線が切断されたりする。

このため、現在でもインターネット回線の普及は、人口6000万人のうちの50万人程度、1%にも満たないとされている。インターネットカフェも、1時間400チャット。200時間が平均月収相当となる計算だ。

このインターネット事情の原因は、軍事政権時代の名残であると指摘される。現在ミャンマー国内には3つのプロバイダーがあり、政権を握っていた軍幹部の身内が所有するRed Link Communications、州の所有するYatanarpon Teleport、そして大統領とも強力なつながりのある実業家の所有するSky Net MPSとなっている。

次々と外資系企業が参入し、グローバル化が進む中、コミュニケーションの要となるインターネット事情の改善の需要が急速に高まっている。


外部リンク

Internet In Myanmar Remains Slow, Unstable, And Affordable To Less Than 1% Of The Population
http://www.ibtimes.com/

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