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2013-08-10 23:00
その他
アメリカがミャンマーからの宝石輸入にNO

ルビーと翡翠の輸入を禁止
ミャンマーの宝石業界が苦境に立たされている。(画像 ; Boykung / Freedigitalphotos.net)
8月に入り、オバマ米大統領が、ミャンマーからのルビーと翡翠の輸入禁止の措置を取ったためである。2008年にミャンマーからの宝石類の輸出が認められるようになって以来、年間1億ドルの価値のある宝石が、アメリカに向けて輸出されてきた。
ミャンマーは古くから宝石の産地としての地位を確立しており、ルビーに関しては市場に出回っているものの90%がミャンマー産ともいわれる。
人道的問題や、軍資金の制限などが理由か
ルビーは、その多くがカチン州で少数民族によって発掘されている。高額で取引されるにも関わらず、重労働の発掘に携わる人々の収益は非常に少ない。翡翠の発掘は、軍が政権を握っていた時代から、ダイナマイトが利用されてきた。近年では、採掘後の土砂が洪水の被害を大きくすることも懸念されている。このような状況が、環境保護の視点や、人道的な問題点として指摘されている。また、宝石は軍への資金供給源であるともされており、今回のオバマ大統領の決定は、これを絶つことも目的の一つであるとの解釈もされている。
アメリカが輸入を禁止したとはいえ、ミャンマーの宝石の市場は現在も需要が高い。7月に行われた、第50回Myanmar Gems Emporiumでは、前年比の3倍にもなる7億ドル以上が取引された。
外部リンク
Myanmar Gems Emporium Earned Record $2.4 Billion, US-Maintained Ban On Imports Of Gems May Not Be Effective
http://www.ibtimes.com/
Excessive jade mining threatens Myanmar town
http://www.asianewsnet.net/
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