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2013-07-19 07:00
その他
京都工芸繊維大学、ミャンマー近代建築の調査・修復を支援

軍事政権下、放置された歴史的建造物の修復に取り組む
7月17日、京都工芸繊維大学(京都市左京区)は、ミャンマー近代建築の調査と修復を支援するため、ミャンマー政府工業専門学校と協定を結んだ。対象となるの19〜20世紀前半の英国植民地時代、ヤンゴンに建てられた建造物。軍事政権時代には大掛かりな修復作業は行われず長期間放置されており、一部は政府庁舎などに使用されているもののいずれも損傷が激しい。
同校はミャンマーの調査・修復専門家へ技術的なアドバイスを行い、プロジェクトをサポートする。今後は現地大学との共同研究にも着手する方針ということだ。
覚書署名のためにヤンゴンを訪れた古山正雄学長は、同校の国際交流実績や東京駅赤れんが駅舎復元などの事例を紹介し、プロジェクトへの意気込みを見せた。
豊富な国際交流事業実績を活かし、人材育成も
同校は現在ミャンマーを含む23カ国からの留学生を受け入れ、国際交流事業を盛んに行っている。学生の海外派遣助成制度もあり、多くの学生が国際学会などでプレゼンテーションを行っている。海外の研究機関との共同研究も積極的に推進し、国際的な技術協力や人材育成にも対応している。歴史的建造物修復に関しては、タイなどで現地大学と共同で研究を手がけた実績を持つ。
今回のプロジェクトを機にミャンマーとの学生交流を実現し、技術者育成につなげていく意向だ。
外部リンク
京都工芸繊維大学
http://www.kit.ac.jp/index.html
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