2021-12-12 21:30
社会
アウサンスーチーさんに禁錮4年の刑、ミャンマー情勢が悪化

コロナの感染が拡大する中、ミャンマー国軍の暴力が激化
アウサンスーチーさんに禁錮4年の刑がくだされ、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、ミャンマー情勢が悪化してきていると、国際事務局発表ニュースとしてアムネスティ・インターナショナル(以下、アムネスティ)が12月9日に報じた。今年2月に国軍によるクーデターが発生して以来、国軍は市民を殺害・拘束などしており、政治的活動とは無縁のアウンサンスーチーさんも拘束され、何年も収監される恐れがある。
新型コロナウイルスが感染拡大する中で、国軍の暴力が激化しており、アムネスティは国際社会が足並みを揃えて断固とした対応をとることを求めている。
ミャンマーの医療体制が崩壊、食糧不足も目前に
アムネスティによれば、ミャンマーでは情勢の悪化により、医療体制が崩壊、経済活動が疲弊する中、食糧不足も目前に迫っているとしており、ASEANに対応を任せて傍観するのではなく、国際社会が速やかに同国の市民を保護し、重大な人権侵害行為の責任を求めるほか、人道および保健衛生上の支援受け入れへの同意を取り付けなければならないとした。また、ASEANが毅然とした態度をとったのは国軍最高司令官を、ASEAN会議から締め出したときのみで、緊急事態に関してミャンマーと合意して半年以上も経つにもかかわらず、その合意事項の多くを実現させていないと指摘している。
(画像はアムネスティ・インターナショナル ホームページより)
外部リンク
アムネスティ・インターナショナル プレスリリース
https://www.amnesty.or.jp/news/2021/1209_9416.html
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