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2021-11-14 08:00

社会

ミャンマーで拘束中の米国人ジャーナリスト、テロと扇動で再訴追

米国人ジャーナリスト
終身刑の可能性も
ミャンマー軍事政権に拘束されている米国人ジャーナリストのダニー・フェンスター(Danny Fenster)氏(37)が、これまでの容疑に加えてテロと扇動でさらに訴追された。同氏の弁護士が明らかにしている。

ミャンマーの英字紙『フロンティア・ミャンマー(Frontier Myanmar)』の編集長のフェンスター(Danny Fenster)氏は5月、家族と過ごすためにマレーシア経由で米国へ帰国しようと搭乗準備をしていたヤンゴン国際空港で拘束された。

拘束されたのは、違法な結社、移民法違反、軍への抵抗を助長した罪で、すでに裁判にかけられている。この3つの容疑に加えてテロと扇動で再訴追されたということだ。テロと扇動の裁判は、11月16日に開始される予定である。

対テロ法および扇動法に基づく罪は最高刑が終身刑であるため、フェンスター氏が終身刑に直面する可能性があるという。

米国との取り引きの材料として使われる可能性も
フェンスター氏に対する再訴追は、元米国外交官で人質交渉担当者のビル・リチャードソン(Bill Richardson)氏がミャンマーの首都ネピドーで暫定首相のミン・アウン・ライン(Min Aung Hlaing)上級大将に会った数日後のことだとう。

アナリストは、ミャンマーが米国との取り引きにおける潜在的な効力のためにフェンスター氏を使っている可能性があると指摘している。

米国はミャンマーの軍事政権にフェンスター氏を直ちに解放するよう要請し、その不当性を訴えた。

(画像はRadio Free Asiaより)


外部リンク

US journalist held in Myanmar charged with terrorism and sedition
https://www.theguardian.com/

Myanmar charges US journalist with ‘terrorism’ and sedition
https://www.aljazeera.com/

US journalist hit with further charges in Myanmar
https://www.rfa.org/

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