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2021-09-05 08:00

政治

英国、ミャンマーに対する新たな制裁措置を発表

制裁措置
財政的・武器調達支援をした個人とグループ企業を対象
英国のドミニク・ラーブ(Dominic Raab)外相は9月2日、ミャンマービジネス界の大物であるテイザ(Tay Za)氏と同氏が有するミャンマー最大規模の財閥『Htoo Group』に対する新たな制裁措置を発表した。

この制裁は、ミャンマー軍事政権の主要な仕事関係者と軍に財政的支援と武器の提供をしたテイザ氏が有する企業ネットワークを対象としている。

英国政府によると、テイザ氏が創設者兼会長を務める『Htoo Group of Companies』は地域全体で運営されている大規模なビジネスネットワークであり、2017年に同国ラカイン州で起きたロヒンギャ掃討作戦にも資金を提供したという。

また、テイザ氏は軍事政権と広範なつながりがあり、軍に代わって武器調達を支援していた。

資産凍結、入国禁止、他者からの経済的支援を阻止
ラーブ外相は、ミャンマー軍事政権が国民に対する残忍な攻撃を止める兆候を示していないことを指摘した上で、軍事政権の資金へのアクセスと、子供を含む無実の人々を殺害するために使用される武器の供給を引き続き制限し、軍事政権の行動を支持する人々を標的にすることに言及している。

また、Htoo Groupとテイザ氏が保有するすべての英国資産を凍結し、同氏が英国に入ることを禁止するだけでなく、他者が同グループと同氏に資金や経済的資源を提供することを阻止するという。

なお、これらの制裁は、ミャンマーへの武器の供給を確実に停止するための最近の取り組みに続くものであり、軍への武器の供給と技術支援を防ぐことを付託するG7外相および開発大臣会合で保証された英国の公式声明に続くものだ。

さらに、英国はパートナーと協力して6月18日、国連総会決議を提出し、加盟国にミャンマーへの武器の流入を阻止するよう要請している。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

英国政府
https://www.gov.uk/

英国政府のプレスリリース
https://www.gov.uk/news/

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