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2021-09-06 08:00

政治

中国特使、8月下旬にミャンマー訪問で軍事政権と会談

中国特使
特使の訪問は事前公表なし
中国のアジア問題担当特使である孫国祥(Sun Guoxiang)氏が8月21日から28日までミャンマーを訪問し、軍事政権の高官と会談したことが明らかとなった。

孫特使のミャンマー訪問は事前に公表されておらず、訪問が終わった31日に在ミャンマー中国大使館が明らかにしている。

また、中国外務省の報道官である汪文斌(Wang Wenbin)氏も記者会見で、
「特使はCOVID-19との闘いにおけるミャンマーの政治情勢と中国とミャンマーの協力について政府高官と意見を交換した」(THE DIPLOMATより)
と述べた。

スーチー氏への面会は軍事政権が拒否
通常、海外の高官がミャンマーを訪問すれば日刊紙の第一面のニュースとなるが、軍事政権は中国のアジア問題担当特使が訪問したことを報じておらず、最終的に明らかにしたのは中国側であった。

孫特使はミャンマー訪問中、国軍最高司令官であるミン・アウン・フライン(Min Aung Hlaing)上級大将やワナ・マウン・ルイン(Wunna Maung Lwin)外務大臣らと会談。

また、拘束されているアウンサンスーチー(Aung San Suu Kyi)氏への面会を求めたが、軍事政権により拒否されたという。

訪問に関する中国からの最も興味深いメッセージは、汪報道官の声明の後半で、
「我々は国際社会と協力して、社会の安定を回復し、“民主的な変革を早期に再開する”ためのミャンマーの取り組みにおいて建設的な役割を果たす」(The Irrawaddyより)
と強調したことだ。

なお、孫特使の訪問は、中国とインド洋を結ぶ新たな貿易ルートが開かれたためである。

(画像はThe Irrawaddyより)


外部リンク

Chinese Special Envoy Winds Up Unannounced Myanmar Trip
https://thediplomat.com/

China envoy visits Myanmar as new route to Indian Ocean opened
https://www.reuters.com/

Talking to Dead People: What Did China’s Envoy Learn in Myanmar’s Capital?
https://www.irrawaddy.com/

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