ミャンマーニュース

複数のメディアによると、米国人ジャーナリストでありフロンティア・ミャンマー（Frontier Myanmar）の編集長でもあるダニー・フェンスター（Danny Fenster）氏（37）が5月24日、家族と過ごすためにマレーシア経由で米国へ帰国するために搭乗準備をしていたヤンゴン国際空港で拘束されたという。

フェンスター氏はその後、囚人の虐待で知られるインセイン刑務所に収容された。

米国務省は28日、フェンスター氏とミャンマーでジャーナリストとして働いていた別の米国人の拘束について深い懸念を示した上で、ミャンマーの軍事政権に即時釈放を要求している。

フェンスター氏の父親は、と日頃から心配していたことを明らかにした。

ミャンマーでは2月1日の軍事クーデター以降、80人以上のジャーナリストが拘束されており、5月12日にはナショナルプレスクラブとナショナルプレスクラブ・ジャーナリズム協会が収容されているジャーナリストの釈放を求めている。

ミャンマーの軍事政権はクーデター後、ミャンマーに拠点を置く8つの報道機関のメディア許可を取り消したが、ほとんどの報道機関は命令に反して継続。

軍事政権は新聞業界を壊滅させ、インターネットアクセスを厳しく制限し、衛星テレビを禁止しようと努めているのだ。

このようにメディアをターゲットにしているため、ミャンマーの人々はFacebookなどのSNSを利用して地域密着型の郡区ベースのメディアで重要な情報を共有しているという。

なお、日本人ジャーナリストを含む3人の外国人ジャーナリストが拘束後に国外追放となっている。

（画像はTHE ACADIANA ADVOCATEより）

外部リンク

American journalist detained in Myanmar once worked in Acadiana
https://www.theadvocate.com/

Arrest of US journalist in Myanmar is latest in junta’s war on media
https://www.aseantoday.com/

Parents of US journalist detained in Myanmar detail 'heart-wrenching' experience
https://www.washingtonexaminer.com/