• TOP
  • >
  • 社会
  • >
  • 【国連】ミャンマーの「大惨事」拡大に警告、説明責任を要求
2021-06-13 13:00

社会

【国連】ミャンマーの「大惨事」拡大に警告、説明責任を要求

国連
3週間で10万人以上が家を追われる
国連人権高等弁務官のミシェル・バチェレ(Michelle Bachelet)氏は6月11日、民間人への攻撃を含むミャンマー全土でエスカレートする暴力に懸念を示した。

バチェレ氏の抗議は、過去3週間で10万8,000人以上が家を追われた東部のカヤー州やや西部のチン州など、国内のさまざまな地域で国軍による圧力が強まっているという報告によるものだ。

これは4月にASEAN首脳会談でかわされた“暴力を停止する”という約束に反すると指摘している。

バチェレ氏は、
「私が恐れていたように、武力紛争やその他の暴力は、カヤー州、チン州、カチン州を含むミャンマーの多くの地域で激化しており、暴力は重要な民族的および宗教的マイノリティグループがいる地域で特に激しい」(プレスリリースより)
と述べた上で、治安部隊が空爆を含む重火器を民間人や武装集団に使用し続けていることに言及した。

軍事指導者は責任を負わなければならない
バチェレ氏はまた、政治活動家、ジャーナリスト、抗議者の徹底的な拘束が続いていると警告。活動家の家族に対する拷問と集団処罰の報告を引用して、少なくとも4,804人が独断的に拘束されていることを明らかにした。

ミャンマーでは2月1日の軍事クーデターにより、わずか4ヶ月で少なくとも860人が治安部隊により殺害されるという「大惨事」に見舞われた。命を失うことに加え、人々は社会的・経済的にも深刻な影響を受けて苦しんでいる。

バチェレ氏は、
「軍事指導者はこの危機に対して単独で責任があり、責任を負わなければならない」(プレスリリースより)
との見解を示した。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

国連
https://www.un.org/

国連のプレスリリース
https://news.un.org/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook