2021-04-05 00:00
社会
シャンティのピー事務所、混乱が続くミャンマーの現状を報告

各所のチェックポイントで携帯電話などの確認も
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(以下、シャンティ)のミャンマー・ピー事務所のエピューさんが、混乱が続く国内の現状を4月1日に報告した。ミャンマーでは2月1日にクーデターがあり、物流不安や長期にわたる商店の閉店などから、ヤンゴンのいくつかのタウンシップでは食糧や水不足が深刻化しているという話もある。一方で、事務所のあるピーでは大きなデモやストライキの開催日以外は、商店やレストランは営業を継続している。
クーデターの発生以降、各所にチェックポイントが設置され、携帯電話やデモに使用するプラカードの所持が確認されるなど、外出時には不安がつきまとうようになった。また、いつどこで銃撃が起こるのか分からず、不安を抱えて生活をしている。
インターネットの遮断によって情報収集も不安定に
ピー事務所では不安定な国内情勢を受けて、自宅からリモートワークをしており、毎朝同僚と互いに安否確認を実施。電話やメールなどを通じてコミュニケーションをとっているが、停電に加えて、インターネットの遮断により、情報収集などが不安定になっている。そのためインターネットが遮断されたときは、ラジオを通じて情報収集などをしており、現状の把握に努めている。エピューさんによれば、最近は市民が不安や恐怖などを感じながら生活しており、安全とは言えない状況が続いているとしている。
(画像はシャンティ ホームページより)
外部リンク
シャンティブログ
https://sva.or.jp/wp/?p=40703
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