2021-04-26 00:30
社会
ジャパンハート、ワッチェ慈善病院の長期ボランティア看護師がコロナ禍での1年を報告
ワッチェ慈善病院常駐の日本人スタッフが加藤氏のみに
ワッチェ慈善病院の長期ボランティア看護師である加藤氏が、コロナ禍での1年をジャパンハートの4月19日の活動レポートで報告した。昨年3月末、新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に進んだことで、各国が出入国規制を行い、ミャンマー発のフライトも欠航になった。最高顧問である吉岡 秀人氏の搭乗予定だったフライトも欠航になり、出発予定日を1日前倒しする事態となった。
同氏の滞在期間が1日短くなったため、期間中に手術予定の患者さんの施術を負えるため、スタッフ総力を挙げて夜通し手術を実施。加藤氏によれば、何とか全員の患者さんの手術を終えたとしている。しかし、翌月には同病院常駐の日本人スタッフも続々と帰国し、最終的には加藤氏のみになった。
苦しいことが多かったものの特別な経験ができた1年
加藤氏は当時、日本で緊急事態宣言が発出されているのに、日本の医療の力になれないことに葛藤があったものの、ミャンマーに残ってやるべきことがあると思い直し、同病院の感染症対策などに取り組んだ。ミャンマー人スタッフと意見がぶつかったり、考え方の違いがあったりと、ミャンマーの医療やミャンマーに関して理解が足りなかったと反省することもあった。この1年は楽しいことよりも、つらく苦しいことのほうが多かったとしながらも、特別な経験ができたと感じているとしている。現在も日本人の医療従事者が、ミャンマーに渡航できる見通しは立っていないが、ジャパンハートは今後も引き続き、ミャンマー人のためにできることを続けていく。
(画像はジャパンハート ホームページより)
外部リンク
ジャパンハート 活動レポート
https://www.japanheart.org/
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