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2021-03-30 06:45

社会

ロヒンギャ難民キャンプの大規模火災、行方不明の子どもの捜索が続く

ロヒンギャ
5万人が住居を失い、子どもを含め11人が死亡
ロヒンギャ難民キャンプの大規模火災で、子どもが行方不明になっていることから、セーブ・ザ・チルドレンが24時間態勢で捜索を続けていると、3月26日に発表した。

3月21日にコックスバザールにあるロヒンギャ難民キャンプで大規模火災が発生。5万人が住居を失い、子どもを含め11人が死亡したとみられており、子どもを含めた数百人がいまだに行方不明だと報じられている。

セーブ・ザ・チルドレンは難民キャンプのリーダーやほかの団体と協力して、行方不明の子どもの捜索を続けており、これまでに289人の子どもが家族と再開を果たした。3月24日にはセーブ・ザ・チルドレンがほかの団体とともに、同難民キャンプに設置されているフェンスが避難の妨げになっているほか、消火活動の大幅な遅れにつながっていると指摘。緊急時の安全な避難と、緊急支援をスムーズに進めるため、ゲートの開放及び24時間スタッフがアクセスできるように、共同声明を発出した。

保健医療スタッフや救急車の手配、心理的応急処置も
今回発生した大規模火災によって、精神的苦痛を抱えている子どもやその家族に対し、セーブ・ザ・チルドレンは心理的応急処置も提供。医療・保健分野で連携している団体とともに、保健医療スタッフや救急車の手配もしている。

また、訓練を受けてスタッフやボランティアを24時間態勢で配置しているほか、子どもが安心・安全に過ごせる一時的な居場所を12か所開設し、シェルターキットも配布している。

(画像はセーブ・ザ・チルドレン ホームページより)


外部リンク

セーブ・ザ・チルドレン スタッフブログ
https://www.savechildren.or.jp/

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