2021-01-28 10:30
社会
ミャンマーの学校事情、少数民族に言語のハンディキャップが存在

少数民族の子どもも学校教育では公用語のビルマ語を使用
ジャパンハートが、多民族国家であるミャンマーの学校事情について、1月19日の活動レポートで紹介した。ミャンマーではビルマ族が全体の70%を占めている一方で、ラカイン族やカチン族などを含め、135もの少数民族が存在している。
公用語は一般的にミャンマー語と呼ばれるビルマ語だが、少数民族はそれぞれ独自の言語や文化を持つ。しかしながら学校では少数民族の子どもも、公用語のビルマ語を使用して基礎教育を受けなければならない。
アカ族とカチン族のスタッフから学生時代の話を聞く
ジャパンハートにもアカ族とカチン族のスタッフがおり、学生時代の話を聞いた。アカ族のスタッフが通っていた学校にはビルマ族の先生のみで、授業は全てビルマ語で行われていた。カチン族のスタッフが通っていた学校にはカチン語を話す先生がおり、授業はビルマ語とおり交ぜて行われていた。このように少数民族にとって、言語のハンディキャップは学校教育の中で存在している。
しかし近年では少数民族に対する教育環境の改善に向けた動きがでてきており、教える先生や教わる生徒にとってより良い環境の構築が進められている。
(画像はジャパンハート ホームページより)
外部リンク
ジャパンハート 活動レポート
https://www.japanheart.org/
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