2020-12-09 08:00
社会
ミャンマー国軍が停戦を延長、ラカイン州は含まれず

12月31日まで延長
ミャンマー国軍総司令官オフィスは、国によりテロリストに指定された反政府組織が活動する地域を除く全土で、新型コロナウイルス(Covid-19)の蔓延を防ぐために実施されていた軍事行動の停止を延長することを明らかにした。同国軍は11月1日から30日までの期間、停戦を宣言していたが、今回はそれを12月31日まで延長するという。
この停戦に含まれないのは、テロリストに指定されているアラカン軍(AA) が活動するラカイン州とチン州のパレッワ郡区(Paletwa Township)である。
仲介者を通じて間接的な協議か
AAと国軍は2年にわたり戦闘を継続。その間には、子どもを含む多くの民間人の犠牲も出ている。AAは今回も停戦の対象には含まれていないが、11月8日の総選挙以来、両者の間で衝突は起きていないという。
この地域で3週間も戦闘が見られないのは稀で、非常に良好な状態といえるだろう。さらに、両者は仲介者を通じて間接的な協議を行っているとの情報もある。
なお、国軍は全国停戦協定(NCA)の署名者との和平を固めるために協議を継続し、非署名者も署名者になるまで協議を行い、永遠の平和を目指すという。
(画像はミャンマー情報省より)
外部リンク
ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/
ミャンマー情報省のプレスリリース
https://www.moi.gov.mm/news/
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