2020-09-19 05:00
経済
ケシからコーヒーの栽培へ!
ミャンマーのコーヒー豆
2020年9月17日、無印良品を展開する株式会社良品計画は、「ミャンマーのコーヒー豆」の発売を発表した。「ミャンマーのコーヒー豆」は9月23日より、国内の無印良品限定店舗と無印良品のネットストアで発売する。
「ミャンマーのコーヒー豆」は手摘みで収穫後、深煎りすることで、コクと酸味を生かして仕上げている。栽培地となる南シャン州は標高1,000~1,800m、品質の良いコーヒー生産の為には、最適の気候条件だ。
コーヒーへの栽培転換
南シャン州では、アヘン原料となるケシの栽培が盛んである。この地域に住む少数民族の生活は厳しく、主にケシの栽培で生計を立てている。ミャンマー政府は国連薬物犯罪事務所の協力のもと、ケシからコーヒーへの栽培転換を南シャン州で推進している。2015年、南シャン州のコーヒー栽培農家の組合「グリーンゴールド協働組合」を設立、900軒以上の農家が現在参加中だ。
他の果樹とコーヒーを混植する手法「アグロフォレストリー」も導入、アラビカ種のコーヒーも栽培している。アグロフォレストリーは環境負荷が少なく、コーヒー以外の収入源も確保できる。2018年秋には、欧州へのコーヒー豆の出荷がスタートした。
(画像は株式会社良品計画のホームページより)
外部リンク
株式会社良品計画
https://ryohin-keikaku.jp/
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