2026-04-09 16:00
政治
ミャンマー、軍トップが大統領に就任 議会選出で権力集中を制度化

軍系議会がミン・アウン・フライン氏を選出
ミャンマーで2026年4月3日、軍事政権トップのミン・アウン・フライン氏が議会投票により大統領に選出された。選出は軍および軍系政党が支配する連邦議会で行われ、3人の候補の中で最多票を獲得したと報じられている。この議会は、軍が支援する連邦団結発展党(USDP)と軍任命議員が多数を占めており、結果は事前に予想されていたとの見方が強い。選出は2021年のクーデターから5年を経て、軍トップが正式に国家元首となる形で権力を制度的に固めたものとされる。
また、副大統領には元軍幹部のニョーソー氏らが選ばれ、政権中枢を軍関係者が占める体制が維持されているという。
「民政移行」演出も国内外で批判
今回の大統領選出は、軍政が進めてきた選挙後の政治プロセスの一環であるが、選挙自体が公正ではないとの批判が国際社会から出ている。欧米諸国や民主派勢力は、軍の影響下で行われた選挙と議会構成を問題視。また、クーデターで拘束されたアウンサンスーチー氏は現在も収監されたままであり、主要野党も政治プロセスから排除されている。こうした状況から、新政権は民意を反映していないとの批判が根強い。
ミャンマーでは現在も武力衝突が続いており、今回の大統領就任は政治的安定につながるどころか、軍による統治の長期化を示すものとの見方が広がっている。
(画像はThe Irrawaddyより)
外部リンク
Accused War Criminal Min Aung Hlaing Installed as Myanmar President
https://www.irrawaddy.com/
Myanmar junta chief Min Aung Hlaing elected president by pro-military parliament
https://www.reuters.com/
Myanmar's coup leader who set off a brutal civil war becomes president
https://www.bbc.com/
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