2026-04-03 08:00
社会
ミャンマー空爆支える「影の供給網」 制裁下でも航空燃料流入続く実態

イランから続く秘密供給網の存在
オーストラリアのシンクタンクであるオーストラリア戦略政策研究所(Australian Strategic Policy Institute:ASPI)は、ミャンマー軍事政権の空爆能力は、制裁下においても維持されており、その背景には「影の供給網(shadow supply chains)」の存在があると分析・指摘している。ASPIによると、軍政にとって航空燃料の輸入が「戦略的な生命線」であり、これを確保するために複雑で不透明なネットワークが利用されているという。特に、イランなどとの関係を含む供給経路が、監視や制裁を回避する形で機能している可能性が示唆されている。
こうした供給網により、軍は民間人居住地域への空爆を継続する能力を維持しているとされ、空爆が統治を支える重要な手段となっている現状を強調した。
安全保障政策を扱う独立研究機関
ASPIはオーストラリア政府の支援を受けて設立された独立系の政策研究機関であり、防衛、安全保障、戦略問題などを専門に分析・提言を行うシンクタンクである。政策決定者や国際社会に向けて、インド太平洋地域を中心とした安全保障課題に関する研究成果を発信している。また、同研究所が運営する分析サイト「The Strategist」は、専門家による論考や政策提言を掲載する媒体であり、政府関係者や研究者、一般読者に広く利用されているという。
今回の分析は、ミャンマーにおける軍事作戦が国内要因だけでなく、国際的な供給網に依存している実態を浮き彫りにするものだ。制裁の実効性や国際的な監視体制の限界が問われる中、こうしたネットワークの解明と遮断が今後の重要な課題となる。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ASPI
https://www.aspistrategist.org.au/
ASPIのプレスリリース
https://www.aspistrategist.org.au/
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