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2025-09-28 14:00

社会

ミャンマーの地震から6ヶ月、清潔な水へのアクセスは依然として生命線:ICRC

ICRC
最も被害を受けた地域では人口の20%しか安全な水にアクセスできず
赤十字国際委員会(ICRC)によると、ミャンマーを襲ったマグニチュード7.7の壊滅的な地震から6ヶ月が経過した現在も、安全な水へのアクセスは依然として被災したコミュニティにとって最も緊急かつ根深い課題の一つとなっているという。

この震災により、東南アジア全域で約430万人が清潔な水と衛生支援を必要としていると推定され、多くの人が日々の生活水を得るために安全でない水源に頼らざるを得なくなった。

最も深刻な被害を受けた地域の一つであるザガイン地方域では、安全な飲料水を利用できるのは人口のわずか20%だという。

地元住民は、
「貯水タンクが全部壊れたので、湖の水を頼りに飲まざるを得なかった」(プレスリリースより)
と述べたうえで、
「十分な水がある地域もあれば、全くない地域もあり、皆に十分な水が行き渡っていなかった」(プレスリリースより)
とつけ加えた。

ICRCが緊急給水活動を支援
仮設避難所と化した僧院から過密化した避難所まで、基本的なサービスへのアクセスが制限され、日常生活は依然として困難な状況だという。

マンダレー地方域の一部では甚大な被害を受け、アクセスが困難な地域ではICRCが緊急給水活動を支援し、安全な飲料水へのアクセスを確保。これは、安定した水供給のない地域社会にとって重要な救援活動だ。

マンダレーで活動するICRCの水と生息地担当エンジニアは、
「被災した多くの郡では、水道システムが破壊されたか、深刻な被害を受けた」(プレスリリースより)
と状況を説明したうえで、
「私たちの優先事項は緊急支援の提供だけでなく、清潔な水への持続可能なアクセスの回復に着手することだ。地域社会は、いつまでも給水車に頼らなければならない状況であってはならない」(プレスリリースより)
とつけ加えた。

最新の報告によると、この地震で最も深刻な被害を受けた地域では少なくとも3,817人が死亡、5,104人が負傷。マンダレーだけでも、推定2万9,000戸の家屋が全壊または深刻な被害を受けたという。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ICRC
https://www.icrc.org/en

ICRCのプレスリリース
https://www.icrc.org/news/

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