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2025-09-13 11:30

経済

Ooredooミャンマーが「U9」にブランド名を変更

U9
一切の変更なくシームレスに移行
ミャンマーの通信会社「Ooredooミャンマー」は9月11日、同月20日より社名とブランド名を「U9」に変更することを発表した。

この変更はシームレスに行われ、既存の電話番号とSIMカードが変更されることはなく、既存のプラン、残高、ご購入済みのサービスプランはこれまで通りだという。

U9の最高経営責任者(CEO)であるDaw Caroline Yin Yin Htay氏はブラン名変更が同社と業界にとって大きな節目になることに言及したうえで、
「社名変更後も、お客様にはこれまでと変わらず信頼のおけるサービスをお届けするとともに、さらにエキサイティングな体験をお届けしてまいります」(プレスリリースより)
と述べている。

なお、同社は社名を「U9」に変更するが、誰が所有するかはまだ発表していない。

これまでの経緯
「U9」の前身となるOoredooミャンマーは2014年からミャンマーで事業を展開しており、元々はカタールに拠点をおくOoredooが所有していた。

世界のモバイル通信事業者に関するデータ、洞察、予測を提供するGSMAインテリジェンスによると、Ooredooミャンマーの6月末のモバイル接続数は850万で、国営のMPTの3,940万、旧TelenorミャンマーのAtomの1,550万に次ぐものだったという。

2021年のクーデター後、軍当局からの圧力が強まったため、ノルウェー資本のTelenorミャンマーを含む多くの外国企業がミャンマー市場から撤退。

Ooredooグループは2022年9月、ミャンマーの規制当局の承認を条件に、この部門をシンガポールの企業「NINE COMMUNICATIONS(ナイン・コミュニケーションズ)」に推定5億7,600万ドルで売却する契約を締結した。

ナイン・コミュニケーションズは、ミャンマーの軍当局者と密接な関係があるため、Ooredooミャンマーの売却は900万人の顧客の個人データが軍の手に渡ったとして、人権団体から厳しい批判を招いていたという。

(画像はOoredooミャンマーより)


外部リンク

Ooredooミャンマー
https://ooredoo.com.mm/

Ooredooミャンマーのプレスリリース
https://ooredoo.com.mm/
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