2024-09-07 11:30
社会
ミャンマー南部で珍しい双子の象が誕生
1960年以降で12例目の稀な出来事
ミャンマー南部のバゴー地方域で、オスとメスの双子の象が誕生するという珍しい出来事が記録された。8月26日、パール・サンダーという名の21歳の象がウィンガボー象保護キャンプで双子を出産。最初の子象はメスで、その約4分後にオスの子象が生まれた。
身長約2フィート6インチのこの小柄な双子は、平均的な子象より約4インチ低く、母象の乳首に届くほど体が高くなかったという。
そのため双子の象は最初の2日間は母象の乳を飲めなかったため哺乳瓶で育てられたが、3日目には2頭とも母象の乳を飲み始めた。
双子の象の誕生はミャンマーでは珍しい出来事で、1960年以降で12例目である。
性格が表れ始めた子象たち
3日目から自分で母象の乳を飲めるようになったことで、双子の性格が表れたという。同象保護キャンプのアシスタントマネージャーは、
「オスの子象は、母象と一緒にいるよりも、歩き回って人間と遊ぶのが好きだ」(DIGITAL JOURNALより)
と述べたうえで、「メスの子象ほどエサを食べない」(DIGITAL JOURNALより)
とつけ加えた。同象保護キャンプの他のスタッフによると、母象は優しい心を持っているが、父象は行儀が悪く、他の象や人間を攻撃するため、双子の子象を母象のように訓練しているという。
ミャンマーではこれまで約3,000頭の象が国営木材企業で労働力として使われており、その大部分は伐採したばかりの木を密林から輸送拠点や製材所に運んでいた。
しかし現在、ウィンガボー・キャンプの象は、他の多くの象と同様に丸太の代わりに人間を運び、観光の目玉として生計を立てている。
(画像はDIGITAL JOURNALより)
外部リンク
Rare twin elephants take first steps in Myanmar
https://www.digitaljournal.com/
Rare twin elephants born in southern Myanmar
https://english.news.cn/
Rare twin elephants born in Myanmar
https://www.lokmattimes.com/
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