ミャンマーニュース

中国は10月27日の朝、反政府勢力が支配するミャンマーのシャン州北部の町ナムカムを爆撃する軍事政権のジェット戦闘機に警告射撃を行った。中国当局によると、同戦闘機が中国との国境に近づきすぎたという。

ナムカムは反政府勢力のタアン民族解放軍（TNLA）が支配しているが、軍事政権のジェット機は爆弾を投下するためにナムカム周辺を旋回したとき、中国は自国の空域に入らないように中国軍機を緊急発進させ、警告射撃をしたと見られる。

ナムカムの住民は、と述べている。

軍事政権によって爆弾投下された10月27日は、TNLAとミャンマー民族民主同盟軍（MNDAA）およびアラカン軍（AA）で構成される同胞同盟がこの地域で開始した大規模攻撃である「1027作戦」の1周年だった。同同盟は過去1年間で州都ラーショーを含むシャン州北部の20以上の町を占領したという。

同日、軍事政権はMNDAAの本部であるシャン州北部のラウカイを爆撃し、民間人4人が負傷し、多くの建物が損傷したと伝えられている。

なお、軍事政権は9月6日の朝、ナムカムのダウンタウンも標的にし、子供と妊婦を含む11人の民間人を殺害した。

（画像はThe Irrawaddyより）

外部リンク

China Fires Warning Shots at Myanmar Junta Bomber
https://www.irrawaddy.com/

China fires warning shots at Myanmar junta warplane flying close to border: Report
https://www.usmuslims.com/

Junta’s Namhkam Town Airstrike Causes Chinese Jets to Scramble
https://www.bnionline.net/