2024-10-13 12:00
社会
2人のミャンマー人活動家が拷問の危険に直面:国際人権団体

逮捕された内の1人は家族とも連絡が取れず
国連との協議資格を持つ国際人権団体のアムネスティ・インターナショナル(AI)は10月10日、ミャンマー軍当局が前日9日にヤンゴンで逮捕した2人の民主化活動家が拷問の危険に直面していると懸念を表明した。AIによると、逮捕されたのはPaing Phyo Min氏とShein Wai Aung氏の2人で、逮捕後、尋問センターに送られたという。
Paing Phyo Min氏の家族は彼と連絡が取れておらず、Shein Wai Aung氏は本人だけでなく彼の父、母、妹とも連絡が取れていない。
AIの調査員は、
「ミャンマー軍は、Paing Phyo Min氏とShein Wai Aung氏とその家族の所在と健康状態を早急に明らかにしなければならない。国際的に認められた犯罪で起訴されない限り、彼らは直ちに無条件で釈放されなければならない」(プレスリリースより)
と述べている。長期の懲役、拷問、虐待、獄中死に直面
ミャンマー軍は2021年2月1日のクーデターで権力を掌握して以来、5,000人以上の民間人を殺害。国連人権高等弁務官事務所は先月の最新報告書で、少なくとも1,853人が拘留中に死亡したことを明らかにしている。AIの調査員によると、今日のミャンマーでの抗議活動はクーデター前とは異なり、軍に対するいかなる種類の反対活動に関われば、長期の懲役、拷問やその他の虐待、さらには拘留中の死に直面するという。
また、ミャンマーの刑務所制度では公正な扱いはほとんど期待できず、透明性はなく、極めて劣悪な環境である。
2人の活動家が送られたと思われる尋問センターは、正式に起訴される前に情報を引き出すために拷問される悪名高い場所だという。
(画像はプレスリリースより)
(C)Mauk Kham Wah
外部リンク
アムネスティ・インターナショナル
https://www.amnesty.org/en/
アムネスティ・インターナショナルのプレスリリース
https://www.amnesty.org/en/news/
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