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2024-02-10 10:00

社会

アムネスティ、ミャンマー国軍による教会爆撃事件で戦争犯罪捜査を呼びかけ

アムネスティ
国軍は教会近くの3カ所に爆弾を投下
国連との協議資格を有する国際人権団体のアムネスティ・インターナショナル(以下「アムネスティ」)は2月8日、1月にミャンマー国軍が日曜礼拝に出席していた村民2人を含む17人を殺害し、少なくとも20人が負傷した空襲を巡り、戦争犯罪で捜査されるべきだと呼びかけた。

アムネスティは、写真やビデオの分析、目撃者への聞き取りから、ミャンマー空軍が1月7日朝、カナン村の聖ピーター・バプテスト教会近くの3カ所に爆弾を投下したことが示されたと明かした。

アムネスティによると、写真とビデオの証拠を総合すると、少なくとも3カ所の衝突地点が示されており、それぞれ約250kgの航空機爆弾と一致するクレーターがあるという。

なお、ミャンマー国軍はこれまで、当時この地域で航空機は飛行していなかったとして、攻撃に対する責任を否定している。

加害者は国際法で裁かれなければならない
アムネスティの危機対応プログラム責任者のマット・ウェルズ氏は、国軍による民間人への致命的な攻撃は止まる気配がないことに言及したうえで、
「これらの攻撃は戦争犯罪として捜査されなければならず、国連安全保障理事会はミャンマーの状況を国際刑事裁判所(ICC)に付託すべきである。これらの犯罪の加害者は国際法に基づいて裁かれなければならない」(プレスリリースより)
と訴えた。

ミャンマーは3年前、軍事クーデターにより国軍が権力を掌握したことで国民が大規模な抗議活動を起こしたが、国軍は残忍な武力で反撃している。

軍事クーデター後、国軍により少なくとも4,485人の民間人が殺害され、暴力はますます蔓延しているという。

(画像はプレスリリースより)
(C)Private / Amnesty International.


外部リンク

アムネスティ・インターナショナル
https://www.amnesty.org/en/

アムネスティ・インターナショナルのプレスリリース
https://www.amnesty.org/en/

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