2024-02-22 09:00
政治
ミャンマー軍准将3人、反政府勢力に町を明け渡した罪で死刑判決
軍支持者からは異例の批判
ミャンマー軍事政権の関係者は2月19日、先月、中国国境の要衝の町を少数民族戦闘員に制圧されて明け渡した3人の准将に死刑判決を下したことを明らかにした。ミャンマー軍は数カ月間の戦闘の後、数百人の軍隊が武器を置き、シャン州のラウカイの町をミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)、アラカン軍(AA)、タアン民族解放軍(TNLA)という3つの民族反政府勢力からなる「三兄弟同盟」に引き渡している。
この降伏は軍にとってここ数十年で最も重大な挫折の一つとなり、軍支持者からは異例の批判を招いた。
なお、別の准将3人もラウカイでの降伏で終身刑を言い渡されている。
ラウカイに新たな政権設置を計画する民族反政府勢力
ミャンマー軍最高司令官のミン・アウン・フライン上級大将は、2009年に地域司令官としてラウカイからMNDAAを追放し、名を馳せた。その後、軍は民兵組織を設立し、中国国境を越えて来る訪問者からギャンブルや薬物などで富を得ている。ラウカイは後に、何千人もの中国人や人身売買されたり強要されたりして働くその他の外国人がインターネットを通じて同胞をだますオンライン詐欺活動で悪名を轟かせた。
ラウカイの町を取り戻したMNDAAは現在、新たな政権を設置するために取り組んでいるという。
(画像はDaily Expressより)
外部リンク
3 Myanmar officers sentenced to death for surrendering town to rebels
https://www.dailyexpress.com.my/
Three Myanmar brigadier generals sentenced to death for surrendering strategic town on Chinese border: Sources
https://www.firstpost.com/
3 Myanmar Brig. Gen. given death sentence for surrendering town
https://nagalandpost.com/
関連する記事
-
2024-11-28 09:30
-
2024-11-26 08:30
-
2024-11-22 17:00
-
2024-11-21 09:00
-
2024-11-16 10:30