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2024-02-18 09:00

社会

ミャンマー人ジャーナリスト、軍拘留中に射殺される

ジャーナリスト射殺
多数のメディアへ寄稿するジャーナリスト
世界各国の言論弾圧を監視する目的で創設されたジャーナリスト保護委員会(Committee to Protect Journalists:CPJ)によると、ミャンマー人ジャーナリストが同国軍に拘留されていた中で射殺されたという。

射殺されたジャーナリストはMyat Thu Tan氏で、地元のオンライン報道機関の『Western News』、独立系の『Democratic Voice of Burma』、廃刊となった『7Day News newspaper』、発刊禁止となった『The Voice』へ寄稿していた。

同氏は1月31日、軍による拘留中に射殺されたと見られる。

深く根付く処罰を免れる文化
Myat Thu Tan氏の遺体は、2月5日にこの地域で軍事部隊と戦闘を行っている反政府勢力アラカン軍によって制圧された後、第378軽歩兵大隊のキャンプ内の防空壕に埋葬されていた他の6人の政治的拘束者とともに発見され、同氏の遺体には拷問の痕跡があったという。

CPJのショーン・クリスピン東南アジア上級代表は、Myat Thu Tan氏の殺害を強く非難し、ミャンマー当局に対し責任者を特定するよう求めた上で、
「2021年の民主主義を停止するクーデター以来、ミャンマーでは処罰を免れる文化が深く根付いている。軍事政権はジャーナリストの殺害をやめ、ジャーナリストを保護し始めなければならない」(プレスリリースより)
と述べている。

なお、ミャンマー情報省は、同件に関する情報提供を求めるCPJの電子メールにすぐには返答していないという。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ジャーナリスト保護委員会
https://cpj.org/

ジャーナリスト保護委員会のプレスリリース
https://cpj.org/

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