2024-03-27 06:00
社会
ICRC、ミャンマー避難民の小規模ビジネスを支援
スキルと能力に基づいて19人を選抜
赤十字国際委員会(ICRC)は2023年6月、小規模ビジネスを立ち上げて定期収入を得るために、ミャンマーで避難民生活を強いられている一部の家族に現金補助を提供するパイロットプロジェクトを導入し、支援を開始した。パイロットプロジェクトとは、新たなことを本格導入する前に、機能や対応の範囲、ユーザー数などを制限して先行的・試験的に行うプロジェクトである。
マンダレーのICRCの職員は、
「総合的な評価の後、スキルと能力に基づいてさまざまな小規模ビジネスを開始するために19人が選ばれた。また、彼らが開始できるビジネスの種類についてのアドバイスも提供した」(プレスリリースより)
と述べている。不安を笑顔に変えるプロジェクト
2021年12月以来、ミャンマー中部で激しい衝突が続き、多くの人々が家を追われ、一時的な避難所を求め、2年以上避難民キャンプで暮らしている。マンダレーのICRCチームは2022年初頭から食料やその他の物資を配布しており、避難民が生計を立て、尊厳を持って暮らすための持続可能な解決策の必要性も確認したという。
ICRCの支援を受けた人々は、ミャンマー風のパンケーキを焼いたり石けんを作ったり小さな食料品店を開いたりして、避難先の村で売っている。
ICRCによると、このプロジェクトは避難民の家族の経済的安定をもたらしただけでなく、地域社会の幸福感も育んだという。持続可能な収入が得られるようになり、避難民の不安は少しずつ笑顔に変わってきている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ICRC
https://www.icrc.org/
ICRCのプレスリリース
https://www.icrc.org/en/
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