ミャンマーニュース

中国外務省は1月12日、ミャンマー国軍が同国北東部で戦闘を続ける少数民族の反政府勢力と停戦の合意に達したと発表した。

この地域では10月末から、ミャンマー民族民主同盟軍（MNDAA）、アラカン軍（AA）、タアン民族解放軍（TNLA）という3つの民族反政府勢力からなる「三兄弟同盟」が「1027作戦」と呼ばれる攻撃を国軍に仕掛けており、戦闘が激化していた。

中国外務省によると、ミャンマー軍事政権と三兄弟同盟は、中国南西部雲南省の省都である昆明で行われた一連の会合を経て停戦合意に達したという。

なお、TNLAの指導者は停戦に合意することをメディアに明かしている。

中国の報道官は、と同意内容を明らかにした。

さらに、同報道官は両国に対し、停戦合意を真摯に履行し、最大限の自制を働かせ、対話と協議を通じて問題を解決し続け、ミャンマー北部の和平プロセスの進展を共同で推進するよう求めている。

中国政府は昨年12月にも停戦が合意されたと発表したが、その後も戦闘は続き、同月下旬の2回目の交渉も決裂。在ミャンマー中国大使館は自国民にミャンマーからの避難勧告を出していた。

中国政府は軍事政権と北部の民族グループの両方と緊密な関係を維持しており、紛争の波及を防ぐために慎重になっているという。

（画像はAPより）

外部リンク

Myanmar rebel alliance agrees to ceasefire with ruling military
https://www.reuters.com/

Myanmar’s military says it and ethnic guerrilla groups have agreed to an immediate cease-fire
https://apnews.com/

China brokers Myanmar ceasefire, urges junta and rebel militia to ‘exercise maximum restraint’
https://www.scmp.com/