2023-10-15 14:00
社会
ミャンマー南部で洪水、2万7,000人以上が避難
一部のエリアでは歩行での移動が困難
ミャンマー国営テレビ局MRTVの報道によると、同国南部のバゴー地方域でモンスーンの大雨による川の水位上昇で洪水となり、2万7,302人が47の救援キャンプに避難しているという。10月7日に始まった洪水は4日後の11日まで続いており、水位は低下しつつも、3万人近い人々は依然として救援キャンプに避難し、緊急の援助を必要としている。
低地での浸水位は当初1.5メートルを超えていたが、11日には0.9メートルまで低下した。地元ボランティアによると、バゴー市の西側はまだ水没しているが、他の都市部からは洪水が引いたという。
一方、水没している一部のエリアでは歩行での移動が困難で、場所によっては船で移動しなければならない。
過去60年間で最悪の洪水
今回の洪水は過去60年間で最悪で、バゴー市の80パーセントが水没し、少なくとも住民1人が死亡したという。バゴー在住のAye Aye Aung氏は、
「私が35年間の人生で経験した中で最大の洪水だ。飲み水も調理するものも何もない。すべてが浸水した」(The Starより)
と述べている。バゴー地方域ではよく季節性の洪水に見舞われるが、今回の洪水は今まで被害に遭ったことのないエリアにまで及んでいるという。
(画像はMEHR NEWS AGENCYより)
外部リンク
Over 27,000 Flee to Relief Camps in Myanmar’s Flood-Hit Bago Region
https://www.irrawaddy.com/
Floods displace over 27,000 people in Myanmar's Bago region
https://www.thestar.com.my/
Floods displace over 27,000 people in Myanmar's Bago
https://en.mehrnews.com/
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