2023-03-12 13:00
経済
シンガポール企業、ミャンマーの高級ホテルを5,740万米ドルで売却
売却は2023年前半までに完了
シンガポールのコングロマリットであるケッペル・コーポレーション(Keppel Corporation)は、子会社の開発会社であるケッペル・ランド(Keppel Land)がミャンマーの高級ホテルを5,740万米ドルで売却したことを明らかにした。売却されたのは29階建ての5つ星ホテルであるSedona Hotel Yangonで、ホテルを運営するStraits Greenfield(SG)が売却されたということだ。
ケッペル・ランドはミャンマーに子会社であるGreenfield Development(GD)とSGを有し、GDはミャンマーでホテルを建設・運営する権利を持つSGを完全に所有している。
なお、売却は2023年前半までに完了し、SGはケッペル・コーポレーションの子会社ではなくなる。
他の外国企業とは異なる撤退理由
2021年の軍事クーデター以降、ミャンマーから撤退した他の外国企業は、国際的な経済関係が軍事政権に力を与え、国民に対する虐待と暴力を可能にしているとして撤退を余儀なくされている。一方、ケッペル・ランドはそれら企業とは対照的に、ミャンマーから撤退する理由として「政治的または人権上の懸念」を挙げていない。 同社の公式声明によると、売却の決定は、他の場所に再投資するために特定の資本資産を清算するというより広範な会社戦略に沿ったものであった。
(画像はMyanmar NOWより)
外部リンク
Singapore's Keppel sells upscale Myanmar hotel for $57m
https://asia.nikkei.com/
Singapore company divests from Myanmar hotel development subsidiary
https://myanmar-now.org/
Keppel Land to divest from Myanmar hotel project for $57.4 million: report
https://www.mizzima.com/
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