ミャンマーニュース

ミャンマー軍事政権の権力掌握に抵抗する武装部隊の1つであるカレンニー民族防衛軍（Karenni Nationalities Defence Force：KNDF）は、ミャンマー東部に位置するシャン州南部の村で、僧侶3人を含む少なくとも30人が国軍によって「残酷に殺害」されたことを明らかにした。

KNDFによると、軍事政権は3月11日にNan Nein村を砲撃した後に村に入り、僧院内に避難していた人々を処刑したという。

KNDFは翌12日、犠牲者の画像と動画をオンラインに投稿している。

地元紙のKantarawaddy Timesによると、KNDFのスポークスマンは、と述べた上で、と警告したという。

なお、回収された遺体は僧侶3人のほか、10代前半の少年2人が含まれ、全員が村の男性住民だった。

タイと国境を接するこの地域では、2年前のクーデター以来、反政府勢力に対する野蛮な取り締まりを続けてきた国軍と抵抗する武装部隊との間で最も激しい衝突が見られていた。

事件の詳細を確認するのは難しいが、武装していない民間人に対する攻撃の野蛮な性質は、クーデター以来、軍事政権に対する強力な抵抗を見せてきたミャンマーのこの地域では新しいものではない。

今回の事件は、兵士が中央ザガイン地域のいくつかの村で、少なくとも17人を強姦、斬首、殺害したという前週の報告に続いて発生している。

（画像はThe Telegraphより）

外部リンク

Myanmar army kill more than 28 in monastery attack - insurgent group
https://www.bbc.com/

Junta forces kill 29, including three monks, in southern Shan State
https://myanmar-now.org/

Monks among 30 people 'brutally murdered' by Myanmar army in monastery
https://www.telegraph.co.uk/