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2023-03-10 11:30

社会

EU、ミャンマーを含む6カ国に「女性への暴力」で制裁発動

制裁
ミャンマー内務副大臣と軍事治安局長のオフィスが制裁対象に
欧州連合(EU)の加盟国の国家元首らで構成される欧州理事会(EUCO)は3月7日、国際女性デーに先立ち、女性に対する暴力と権利侵害を理由に、ミャンマーを含む 6カ国の当局者に制裁を課した。

EUCOによると、9人の個人と3つの公的機関が制裁リストに追加され、ビザの禁止とEUに保有されている資産の凍結を条件としているという。

この制裁リストには、ミャンマーの内務副大臣が含まれている。

同副大臣が含まれている理由は、男性、女性、およびLGBTIQコミュニティのメンバーの恣意的な拘留と、尋問中に強制的なヌード、レイプ、電気ショック、性器の焼却、および過度の暴力を使用することを許可したからだという。

また、ミャンマーの軍事治安局長のオフィスは、深刻な性的およびジェンダーに基づく人権侵害における役割を考慮して制裁を受けている。

その他の制裁対象者と機関
今回の制裁で対象となったのはミャンマーの他、アフガニスタンのタリバンの高等教育担当と美徳の普及と悪徳防止担当の2人が含まれる。

また、ウクライナでの性的および性別に基づく暴力行為に組織的に参加したとして、ロシア軍の高位メンバーも制裁対象となり、ロシア当局が主導する検閲と抑圧で恣意的な逮捕と拘留、拷問、その他の残忍で非人道的な扱いをするモスクワ警察署の職員もリスト入りした。

さらに、南スーダン民兵の指揮官、イランのQarchak刑務所、シリア共和国防衛隊も含まれる。

(画像はEUCOより)


外部リンク

EU
https://european-union.europa.eu/

EUCO
https://www.consilium.europa.eu/

EUCOのプレスリリース
https://www.consilium.europa.eu/en/

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