2023-04-10 19:00
政治
ベンガル湾のミャンマーの島に中国が「スパイ施設」建設の可能性浮上
ミャンマーは中国の関与を一蹴
報道によると、中国はベンガル湾に浮かぶミャンマーのココ島に監視インフラを構築している可能性があるという。米国に拠点を置くMaxar Technologiesの衛星画像により、ココ島に新たに延長された2,300メートルの滑走路を含む新たな建設活動が示された。また、2つの新しい格納庫、新しい宿泊施設、ココ島の最南端のすぐそばにある島への道路アクセスを提供する新しい土手道も確認できるという。
ブルームバーグがインド当局者の言葉を引用して報じたところによると、インドはここ数カ月、中国がベンガル湾の離島で監視所の建設を支援していることを示す情報をミャンマーに提供している。一方、ミャンマーの国家行政評議会のスポークスマンであるゾー・ミン・トゥン少将は、中国がココ島にスパイ施設を建設しているという主張を否定した。
しかし、インドはこのインフラ建設により、中国が海軍基地からの通信を監視し、東海岸の試験場からミサイルを追跡できるようになるのではないかと懸念している。
中国・ミャンマー経済回廊の前方防御としても機能
ココ島は中国南部の雲南省で終わる中国・ミャンマー経済回廊 (CMEC) の海上ターミナルであるチャウピュー港の前方防御としても機能する。CMEC の背後にある理論的根拠は、2016年に中国の石油輸入の80%が通過した重要な水路であるマラッカ海峡を中国がう回できるようにすることだ。
チャウピュー港とパイプラインは世界的な貿易ルートを再構築し、他国への影響力を主張する中国の一帯一路構想の最も重要な要素となるだろう。
(画像はBusiness Todayより)
外部リンク
India confronted Myanmar about Chinese spy post on island in Bay of Bengal: Report
https://www.businesstoday.in/
China spy facility speculation swirls over Cambodia, Myanmar
https://asiatimes.com/
Satellite photos reveal China ‘espionage’ base on tropical island
https://www.news.com.au/
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