2022-11-21 02:00
社会
ミャンマーで拘束された久保田氏、恩赦で釈放へ

10年の懲役刑を逃れ帰国へ
ミャンマー軍事政権は11月17日、移民法違反などの罪で10年の懲役刑を宣告された日本のドキュメンタリー映像作家の久保田徹氏を釈放することを明らかにした。久保田氏は同日にミャンマーを出国し、日本へ帰国する見通しだという。久保田氏は今年の7月末、ミャンマーの最大都市であるヤンゴンで起きた反クーデター抗議に関連して拘束され、8月には扇動および電子通信関連の違反と移民法違反で訴追されている。
すでに裁判が行われ、扇動および電子通信関連の違反で7年の刑、移民法違反で3年の刑、計10年の懲役刑が言い渡されていた。
在ミャンマー日本大使館の関係者は久保田氏が釈放されることを知らされていたという。
恩赦で5,774人を釈放
今回の久保田氏の釈放は、ミャンマーのナショナルデーを祝した恩赦の一環で、オーストラリア人の経済学者であるショーン・ターネル氏や元英国大使のヴィッキー・ボウマン氏ら外国人4人を含む5,774人が釈放された。ターネル氏はアウンサンスーチー氏の経済顧問をしていたが、昨年2月のクーデター直後に拘束され、秘密軍事法に違反したとして3年の懲役刑を言い渡されている。
また、元英国大使のヴィッキー・ボウマン氏は居住地を登録しなかったとして今年8月にミャンマー国籍の夫とともに拘束され、1年の懲役刑を言い渡された。
軍事政権当局者によると、スーチー政権の元閣僚3人も釈放されるという。一方、スーチー氏の釈放には言及しなかった。
(画像はrfiより)
外部リンク
Japanese filmmaker detained in Myanmar to be released under amnesty
https://english.kyodonews.net/
Myanmar junta to release former British ambassador, Australian adviser and Japan journalist
https://www.rfi.fr/
Myanmar releases 4 foreigners in broad prisoner amnesty
https://abcnews.go.com/
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