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2022-07-12 15:30

社会

インドとの国境のミャンマーでタミル人男性2人が射殺

インド
SNSに遺体の画像が流布
現地メディアの報道によると、インドとの国境の町であるミャンマー・ザガイン地方域のタムで7月5日、インドの北東端でミャンマーに国境を接するモレの町に住むタミル人の男性2人が射殺されたという。

射殺されたのはP Mohan(27)とM Iyarnar(28)で、同日朝に国境を越えてタムに入った。タミル人のコミュニティーであるモレ・タミル・サンガム(Moreh Tamil Sangam)によると、男性2人は友人に会うためタムへ行ったという。

遺体は同日午後1時頃にタムの町で発見され、モレの商人によって身元が確認された。

事件後、国境をはさんだインドとミャンマーでFacebookに投稿された遺体の画像が流布され、その画像によると2人の男性は至近距離から頭を撃たれたようだという。

証拠隠滅のために火葬か
民主派を支援するタム人民防衛軍(Tamu PDF)は、Myanmar国軍を支援する民兵組織が男性2人を射殺したと主張。

また、モレ・タミル・サンガムも2人が親軍の民兵である「ピューソーティー」に撃たれたと主張している。「ピューソーティー」とはミャンマーで拡大する親軍の民兵組織で、親軍政党を支持する住民らで構成され、情報収集や拘束などの他、戦闘にも加わるという。

モレの住民は翌6日に遺体を運ぼうとしたが、ミャンマー警察により止められている。

一方、ミャンマーの国家行政評議会(SAC)のZaw Min Tunは、
「誰も遺体を引き取りに来なかったので、6日に火葬した」(The Irrawaddyより)
と説明した。

タム人民防衛軍の代表者は、
「SACが証拠を隠すために死体を火葬した」(The Irrawaddyより)
と指摘している。

なお、現在インドのコミュニティーからミャンマーの人々へ攻撃があり、国境地域は緊張状態だという。

(画像はELEVENより)


外部リンク

Security forces work together to investigate the case of two Indians killed in Tamu: SAC spokesperson
https://elevenmyanmar.com/

Tamu PDF Names Alleged Killers of Two Indians on Myanmar Side of Border
https://www.irrawaddy.com/

Two Tamil men from Manipur found dead in Myanmar
https://indianexpress.com/

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