2022-06-19 13:00
経済
UK、ミャンマーへ武器供給のロシアとミャンマーの企業へさらなる経済制裁
ミャンマー国軍を支援する武器仲介企業
英国(UK)の財務省と金融制裁執行局(OFSI)は6月16日、ミャンマー国軍に武器を供給するロシアの企業3社とミャンマーの武器仲介企業3社を対象に、さらなる経済制裁を課すことを発表した。UKが経済制裁を課す企業が、ミャンマー軍事政権の残虐行為に加担していると断定し、企業名を明らかにしている。ミャンマーの人々の正義と説明責任を訴える活動家の秘密グループ「Justice for Myanmar」はUKの経済制裁を歓迎した。
UKによると、経済制裁の対象となったミャンマー企業は、Myanmar New Era Trading Company LimitedとSky Aviator Company LimitedとSynpex Shwe Company Limitedの3社だという。
これらの企業は軍事クーデター以来、ロシアから軍用ヘリコプター「Mi-17」や軽攻撃機「Yak-13」などのエンジンや部品、機器などを調達しているという。
制限の対象となるロシア企業
経済制裁の対象となったロシアのJSC Gorizont社は、オーストリアの企業からライセンスを受けて無人航空機「Camcopter S-100 UAV」を製造。ミャンマーの陸軍と海軍はどちらもこの無人戦闘機を調達しているという。また、ロシアのSins Avia Trading House LLC社は、軍事クーデター以来、ミャンマー国軍への部品の供給と航空機の維持管理を担当している。
さらに、ロシアのUral Avia LLC社は航空部品の供給と修理を専門としており、軍事クーデター以来、仲介企業を通じてミャンマー国軍へ「Mi-17」の部品を販売し、航空機の維持を担当しているという。
(画像はGOV.UKより)
外部リンク
GOV.UK
https://www.gov.uk/
UKの財務省通知
https://assets.publishing.service.gov.uk/
Justice For Myanmarのプレスリリース
https://www.justiceformyanmar.org/
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