2019-11-09 10:00
社会
ミャンマーの反政府勢力、拉致した消防士を解放

消防士を兵士と間違え拉致
ミャンマーの反政府勢力であるアラカン軍(Arakan Army:AA)は11月6日、10月11日に同国ラカイン州ミャウウー(Mrauk-U)郊外の高速道路でバス襲撃により拉致した消防士18人を解放した。ラカイン州でより大きな自治権を求めて国軍と戦っているAAが発行した声明には、解放された18人の名前と個人情報が記載されていたという。
消防士は消火訓練を終えた後、ミャンマー第2の都市マンダレー(Mandalay)から西部ラカイン州の州都シットウェ(Sittwe)へ高速バスで移動しているところを拉致されている。
当初から、AAは消防士を国軍の兵士と間違えた可能性があると言われていたが、やはり消防士を兵士と信じて拉致したという。
その後、AAは拉致した消防士が国軍とは無関係だと判断し、建設労働者8人を含む他の拉致被害者とともに解放している。
フェリーで拉致された民間人も解放
AAはまた、10月26日にラカイン州でフェリーに乗っていた兵士や警察官ら58人を拉致しているが、民間人だと判断した25人も18人の消防士が解放された前日となる11月5日に解放している。報道によると、25人のうち4人は自力で帰宅したが、他の人達は地元の議員が連れて行き、国境警備警察による尋問を24時間以上にわたり受けたという。
また、民間人の1人は健康上の問題があり、入院している。
(画像はRadio Free Asiaより)
外部リンク
Arakan Army Releases Firefighters Detained in Myanmar’s Rakhine State
https://www.rfa.org/
Arakan Army releases 18 firefighters
http://www.mizzima.com/
Arakan Army releases 18 detained firemen
https://www.mmtimes.com/
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