2019-11-12 19:45
社会
ユニセフ、「ロヒンギャ難民支援報告会」を開催

ロヒンギャ難民危機に対するユニセフの対応などを報告
公益財団法人日本ユニセフ協会(以下、ユニセフ)が、10月7日に東京都港区にあるユニセフハウスで、「ロヒンギャ難民支援報告会」を開催したと、11月5日に発表している。同報告会においては、ユニセフのバングラデシュ事務所とミャンマー事務所の両代表が登壇。ロヒンギャ難民危機へのユニセフの対応に加え、課題や現状なども報告した。
今年は、「Beyond Survival」というスローガンのもと、子どもがしっかりとした教育カリキュラムを持続的に受けられる環境を作るための支援を強化。コックスバザールでは、衛生面の更なる改善や、予防接種や栄養改善の支援も継続している。
ラカインでは水などが手に入らない 権利の侵害も
ミャンマー事務所の代表である功刀純子氏によれば、ロヒンギャ危機が起こったラカイン州では、310万人ほどの人が暮らしているが、その多くが無国籍状態で、水などが手に入らず、爆発物などで死傷するなどといった子どもの権利の侵害があるとしている。また、ユニセフは、ミャンマーではロヒンギャだけでなく、長きにわたってほかの少数民族に対する差別などがあり、安全で安定した社会的環境の整備が必須だと指摘。何十年も改善されていない社会に変化をもたらすことは難しいが、必要なところに重点的な資金投入が行われるような体制の構築も必要だとしている。
(画像はユニセフ ホームページより)
外部リンク
ユニセフ ロヒンギャ難民支援報告会
https://www.unicef.or.jp/event/report/20191007/
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