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2019-07-21 12:00

経済

ミャンマー副大統領「著しい進歩があった」 ティラワSEZ視察で

ティラワSEZ
経済発展に影響を与える見込み
ミャンマー情報省によると、ミャンマー経済特区中央委員会(MSEZCC)の会長も兼務するヘンリーバンティオ(Henry Van Thio)第二副大統領が7月18日、日本が官民をあげて開発を推進するティラワSEZ(経済特区)を商業大臣と運輸・通信副大臣とともに視察したという。

同副大統領はティラワSEZのさまざまなプロジェクトの進行状況について説明を受け、続いてティラワSEZ管理委員会(Thilawa SEZ Management Committee)や計画・財務省、運営主体のMJTD(Myanmar Japan Thilawa Development Ltd.)、MTSH(Myanmar Thilawa SEZ Holdings)の代表らからSEZのプロセスと開発について説明を受けた。

ヘンリーバンティオ副大統領は、
「著しい成果と進歩があった」(プレスリリースより)
と述べた上で、
「SEZの成功が国内の経済発展とインテグリティに影響を与えるだろう」(プレスリリースより)
とつけ加えている。

インテグリティとは、誠実さを優先し、高い道徳・倫理的な原則と価値観を持って、妥協なくそれらを遵守する振る舞いを指す。

ティラワSEZの進行状況
ヘンリーバンティオ副大統領はゾーンAで、Zifam Pyrex Myanmar Co Ltdの製薬製造工場、スズキ(Suzuki Thilawa Motor Co. Ltd)の自動車組み立て工場、ヤクルト(Yakult Myanmar Co Ltd)のヨーグルト製造工場などを視察した。

Zifam Pyrex Myanmarはオーストラリアが922万ドルを投資した企業で、102人の労働者により運営され、生産された抗生物質は国内市場で売られるという。

また、日本のスズキ株式会社は、スズキティラワモーターに3500万ドルを投入。工場は国内市場のために1日当たり48台の車を組み立て、260人の雇用を生んだ。

日本の株式会社ヤクルト本社もまた、21人の労働者を雇用するヤクルトミャンマー工場に4759万ドルを投資。健康にやさしいヨーグルトは国内市場に出荷する予定だという。

ティラワSEZへの参入が認可されたのは19カ国112の企業。これまでの総投資額は18億ドルで、現在74社が稼働しており、18社が製品の輸出を開始している。

管理委員会によると、SEZはまた建設作業員を含む2万人以上の作業員を雇用しているという。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/

ミャンマー情報省のプレスリリース
https://www.moi.gov.mm/news/

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