2019-07-07 17:00
社会
医療法人葵鐘会、ミャンマー・ヤンゴンの総合病院に医療協力

日本式周産期医療で協力
愛知県名古屋市に本拠を置く医療法人葵鐘会(きしょうかい)は7月5日、ミャンマー最大の都市ヤンゴンにあるパラミ総合病院と、日本式周産期医療に関わる医療協力の覚書を1日に締結したことを発表した。この医療協力は同総合病院との連携事業に向けた第1歩で、今後は周産期分野の他に新生児管理、腹腔鏡手術、不妊治療、助産師業務なども医療協力し、2021年に新規開設予定の総合周産期センター設立に向けて効果的な準備を進める予定だという。
葵鐘会は愛知県と岐阜県で13の施設を運営する産婦人科医療グループ「ベルネット」の医療法人で、これまでにもベトナムやルワンダなどで現地医療機関と連携している。
一方、パラミ総合病院は小児科が有名な私立専門病院で、総合病院としても産婦人科部門を運営。今後は、新病棟やサテライトクリニックを設け、産婦人科・IVF(体外受精)等も含めた周産期病院としての発展を中長期戦略としている。
これまでの経緯
葵鐘会によると、2018年12月にパラミ総合病院の経営幹部視察団が葵鐘会の医療施設や管理オフィス等を視察。その後、葵鐘会が同総合病院を訪問し、新規開設予定の総合周産期センターで日本式の周産期医療を導入することを前提に、準備段階での指導連携に関して協議したという。
また、覚書を締結した1日には、葵鐘会の医師が腹腔鏡手術や麻酔管理を視察。医療レベルや現地のニーズについて議論し、現状を把握したという。
ミャンマーは国民の平均年齢が若く経済成長も見込めるため、医療アウトバウンドの重要なターゲットといえるだろう。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
医療法人葵鐘会
https://www.kishokai.or.jp/
医療法人葵鐘会のプレスリリース
http://www.kishokai.or.jp/press
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