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2019-06-16 23:00

政治

ミャンマー政府、市民的及び政治的権利に関する国際規約(ICCPR)への署名を計画

ICCPR
報告書を国連人権理事会の審査に提出
ミャンマーは、市民的及び政治的権利に関する国際規約(ICCPR)に署名することを計画している。

ミャンマー政府は、ICCPRにまだ署名していないが、条約に含まれる権利を満たしている。ミャンマーがICCPRに署名するという意志は、ミャンマーにおいて人権保護を促進するという国の取り組みを反映している。

さらに、2020年に、ミャンマーは、国による報告書を、国連人権理事会普遍的定期審査(UPR)に提出する。UPRは、国連加盟国193ヶ国の人権記録の相互評価を含む独自のプロセスであり、ベストプラクティスを共有することを目的とする国際連合人権理事会(HRC)における重要なツールでもある。

2020年の報告書では、ミャンマー国内での進展についても詳細に記述されている。実際、ICCPRは、人々を完全に保護し、彼らの権利が失われることを防ぐことを保証する合意である。

条約で認められている権利は、民主主義を築く際にすべての人々が従うべき、人間の固有の尊厳から生じたものである。また、固有の尊厳と、家族全員の平等かつ奪うことのできない権利は、世界平和、正義、自由の基盤である。

世界人権宣言によれば、市民と政治の自由、そして恐怖や欲望からの自由を享受する人間の理想は、すべての人が市民と政治の権利、社会経済的、文化的自由を享受できるような条件が整った場合にのみ達成される。

人権保護を推進するという政治的意思を示す
ICCPRに署名した後、ミャンマーは、条約の権利を履行する必要があり、人々が自分たちの権利と、他者の権利を意識して従うべき行動を知るために、市民と政治的な権利についての認識を高めなくてはならない。

それには、最初に、契約をミャンマーの言語に翻訳して、法的な観点から適切な用法を確実にすることが必要である。

ICCPRへの署名は、ミャンマーの人権保護を推進するという歴史の中で重要な節目となる。ミャンマーは、国際社会から強い民主主義国家を支える国際規約と見なされているICCPRに署名することで、人権を保護し促進するという政治的意思を示すことができる。

また、契約に署名する前に、公務員がICCPRをより深く理解して条約を履行するために効果的に参画できるように、政府職員のスキル、能力、技能を向上させる必要がある。

(画像はミャンマー情報省ホームページより)


外部リンク

ミャンマー情報省 プレスリリース
https://www.moi.gov.mm/9/06/2019/id-18010

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