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2019-06-07 19:00

政治

ミャンマー政府、世界環境デーに環境保護と気候変動政策を発表

UNEP
気候変動に強い社会に変えるために
国連環境計画(United Nations Environment Programme:UNEP)によると、ミャンマー政府が世界環境デーである6月5日に2つの新しい政策を打ち出し、同国の環境保護と気候変動対策に関するビジョンを発表したという。

ミャンマーは気候変動の影響に対して世界で最も脆弱な国の1つで、生物多様性と天然資源の保護は国の発展とともにますます重要視されされている。

頻繁に起こる洪水、サイクロン、干ばつは、計り知れない人命の損失だけでなく、インフラストラクチャーや経済へも損害をもたらした。

ミャンマーのウィンミン(Win Myint)大統領は首都ネピドーで開催された世界環境デーを記念するイベントで、「国家環境政策」と「ミャンマー気候変動政策」という2つの新しい政策を発表。

この新しい政策では、極端な天候やその他の気候変動が経済的社会的発展に与える影響や脅威を明確化し、ミャンマーを気候変動に強い持続可能かつ包括的な社会に変えることを示している。

今こそ実施のとき
UNEPのピーター・バチェラー(Peter Batchelor)氏は、継続的に課題に取り組むミャンマー政府を激励。また、新しい国家環境政策の策定を支援したことに言及した上で、
「政府や他の開発パートナーと協力して、これらの新しい政策の実施を支援し続けるだろう」(プレスリリースより)
と述べた。

また、国連人間居住計画(United Nations Human Settlements Programme)の国別プログラムマネージャーは、
「気候変動政策、戦略、部門別マスタープランが整った。今こそ実施のときだ」(プレスリリースより)
と呼びかけている。

なお、ミャンマーの新しい政策は、今年の世界環境デーのテーマである「大気汚染をなくそう(Beat Air Pollution)」を後押ししているという。

(画像はUNEPより)


外部リンク

UNEP
https://www.unenvironment.org/

UNEPのプレスリリース
https://www.unenvironment.org/news/

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