2019-05-29 04:00
社会
シャンティが質問、難民キャンプの人々が思い描く「将来の自分」とは?

およそ3,000人が毎年第三国に定住 本で学ぶ姿も
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(以下、シャンティ)のミャンマー(ビルマ)難民事業事務所インターンの佐藤氏が、難民キャンプの人々が思い描く「将来の自分」について質問し、その結果を5月22日のシャンティブログで報告した。中には、難民キャンプから第三国に定住する人がいる。アメリカへの定住が決まっている人は、穏やかな生活を送ることを楽しみにしていると話す。図書館で多くの本を借りて、そこから英語を学ぶなど、期待を膨らませている。
第三国定住の募集は2013年に停止されたが、その前に申請した人の中から、毎年およそ3,000人が選ばれ、難民キャンプを離れている。
「難民キャンプから離れたい」 平和な暮らしを求める声
一方で佐藤氏が、第三国の定住が認められない人に話を聞いたところ、難民キャンプから離れたいが「難民」であることがそれを阻んでいるという声もあった。将来について不安などを抱えて生活していることが垣間見えた一瞬だったとしている。国際援助が減少し、帰還もためらう難民の人々を救うために、同氏はインターンの期間中に、シャンティの事業が持つ意味を模索したい考えだ。
(画像はシャンティ ホームページより)
外部リンク
シャンティブログ
https://sva.or.jp/wp/?p=33678
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