2019-05-12 06:00
文化
ヤンゴンのリバー・ギャラリーで女性差別をテーマにした展覧会が開催

女性の衣服にまつわる習慣を否定
5月11日から19日まで、ヤンゴンのリバー・ギャラリーで、Htein Lin氏の個展が開かれている。Htein Lin氏は元政治犯で、現在は女性のポートレートなどを描く画家として有名だ。展覧会のタイトルは「Skirting the Issue」。ミャンマーにおける性差別への疑問がテーマとなっている。
Htein Lin氏はこのテーマに1年間取り組んだ。そして、女性に対する社会的差別や風習を通して、ミャンマーの文化やアイデンティティに疑問を投げかけている。
ミャンマーでは女性の衣服と男性の衣服は別々に洗い、家庭では女性の衣服は男性の衣服の後ろにかけておく習慣があるという。また、弱者である女性の衣服は汚れているので、男性を傷つけるという迷信もある。
社会の変化に合わせ性差別問題を考える
彼は女性を描くとともに、女性の衣服を使用したプロジェクトも進めている。社会の変化にともない、性差別問題も考え直さなければならない。自分が子どもの頃は、多くの女性が主婦だった。しかし、現在では男女ともに働き、責任を共有している。(The Irrawaddyより)
リバー・ギャラリーのウェブサイトでは、6月、東京でHtein Lin氏の展示があると伝えている。
(画像はリバー・ギャラリーより)
外部リンク
リバー・ギャラリー
http://www.rivergallerymyanmar.com/
The Irrawaddy
https://www.irrawaddy.com/
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